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香川照之は市川中車!歌舞伎役者になったのは46歳?

香川照之

画像引用)https://twitter.com/_teruyukikagawa/status/1263405654590369793/photo/1
半沢直樹など数々のドラマや映画に出演し、俳優として大人気の香川照之さん。

ですが俳優としてだけではなく、実は歌舞伎役者、九代目「市川中車」としても活躍されているんですよ。

そこで香川照之さんが歌舞伎役者になった経緯や歌舞伎の評判、才能についてまで詳しく調べてみました!

香川照之が歌舞伎役者市川中車になった経緯

香川照之さんといえば、やはり俳優のイメージがとても強いですよね。

半沢直樹での演技が評判になったのが記憶に新しいですね。

そんな香川照之さんが歌舞伎役者「市川中車」になった経緯をまずは見ていきましょう。

実は香川照之さんの父親は歌舞伎役者の二代目市川猿翁さん、母は元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で女優の浜木綿子さんなんです。

歌舞伎役者の子供であるから歌舞伎役者になった、というのが一番大きな理由なんです。
そして46歳のときに歌舞伎役者としてデビューをされました。

しかし二代目市川猿翁さんと浜木綿子さんは1968年、香川照之さんが3歳のときに離婚をし、香川照之さんは浜さんに引き取られます。

その後1989年に俳優としてNHK大河ドラマ「春日局」でデビューした香川照之さん。
両親が離婚していたということもあり、歌舞伎役者ではなく俳優という道を選び数々の作品に出演していったのです。

ですが2011年9月27日、香川照之さんは九代目市川中車を襲名して歌舞伎俳優になることを発表します。

この時同時に、実父の三代目市川猿之助さんが二代目市川猿翁になることが発表されたため、家族の中できちんと話し合って決定したことだというのが分かりますね。

両親が離婚し自分は俳優という道に進んだのですが、なぜ突然歌舞伎役者を名乗ることになったのか気になりますよね・・・。
その理由は、「父との和解」と香川照之さんの息子「政明」さんの誕生がきっかけでした。

「父とたまに会う中で、猿之助の名前をどうするのか話し合ってきた」
「私自身、歌舞伎の世界とは無縁に過ごしてきました。2004年に政明が誕生し、父、祖父、曽祖父がつけてきた“政”という名をつけました。それは、この日のためにという意図がありました」
「140年続いているこの名を、僕が生きていて、政明という長男がいて、やらなくていいものか、この船に乗らなくていいものかと自分に問い続けてきた」

引用:https://www.tv-asahi.co.jp/smt/f/geinou_tokuho/hot/?id=hot_20110927_170

このように語っていて、自分は俳優という道に進んだもののずっと「猿之助」の名前をどうするのか話し合ってきたこと、息子さんに「政」とつけたことを打ち明けました。

恐らく香川照之さんは自分の道を進みながらも、この先の人生をどうするか考える中で歌舞伎役者の息子として生まれ、自分にも息子が生まれたことから意識が変わっていったのかもしれませんね。

長男の政明さんも現在は「四代目市川團子(だんこ)」として歌舞伎デビューをしており、2020年でもうすでに16歳。

現在は親子そろって歌舞伎役者として大活躍中なんです!

香川照之の歌舞伎の評判は?

俳優としての香川照之さんはものすごい評判がよく、人気俳優の一人ですよね。

ですが歌舞伎役者としての香川照之さん、市川中車さんの評判はどうなのでしょうか?

実は市川中車として香川照之さんは「第34回浅草芸能大賞 奨励賞」を受賞しています。
市川中車としての評判も現在はうなぎ上りなんですよ!

歌舞伎の世界といえば、幼いころからしっかりと指導を受け、守らなければならないしきたりや文化がたくさんありますよね。

両親が離婚した香川照之さんは歌舞伎俳優としての教育は受けてこなかったため、突然長男の政明さんとともに梨園の世界に飛び込んだ!ということになります。

40歳を過ぎて新しい世界に飛び込み、一から覚えることだらけの毎日だったという香川照之さん。
ですが持ち前の演技力と懸命な修業から、現在は賞を受賞するまでに成長されました。

もともと香川照之さん自体が人気俳優なので、歌舞伎俳優としての香川照之さんを見たい!ということで歌舞伎のチケットの売れ行きもかなり好調だとのこと。

確かに香川照之さんの演技と、市川中車さんの演技を見比べてみたいと思う方は多いですよね。私も一度見てみたいです。

実は本来歌舞伎俳優は襲名制のため、本名で活動することは認められていません。
しかし香川照之さんは本名での知名度の高さから、引き続き香川照之の名義での俳優活動が認められ、「香川照之/市川中車」の2つの名前を使い分けることを許可されているんです。

歌舞伎界でも香川照之さんが特別な存在であることは間違いありませんね!

香川照之の多彩な才能!

香川照之さんといえば、俳優、歌舞伎役者だけではありません。

実はほかにも多才な才能をお持ちなんです。

①昆虫

香川照之さんといえば、何と言っても昆虫ですよね!

NHK教育テレビの科学系番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」で「カマキリ先生」としてカマキリの着ぐるみを着て番組に出演されています。

以前から昆虫が大好きで、この番組の出演が決まったときには「やっとやりたい仕事ができた!」「草むらを見るとムラムラする」などと語っているほどなんですよ。

さらにそれだけではなく、2018年に国立科学博物館で開催された「特別展 昆虫」では、“昆活”マイスターに就任。

昆虫のイラスト入り子供服「Insect Collection」のインターネット通販を行っているだけなく、なんとついに虫に香川照之さんの名前がついたのです。

それも、2018年に新属新種として記載されたアミメカゲロウ目トガマムシ科の昆虫化石(琥珀化石、和名クジコハクトガマムシ)の学名に、香川照之さんに献名された「クジベローサ・テルユキイ」が命名されたのです!

しかも実際の虫を命名しただけでなく、それが仮面ライダーのモチーフになってキャラクター化されているほど。

香川照之さんの昆虫への影響力は相当なものなのです。

②ボクシング

香川照之さんは熱狂的なボクシングファンとしても有名ですよね。
幼いころに具志堅用高さんの試合を見たことでボクシングにハマり、海外の試合までビデオでチェックするほど大好きなんだそう。

その熱意が実り、2011年公開の実写映画「あしたのジョー」では丹下段平役で出演。
この映画の出演のために30年間ボクシングを見守ってきたと語るほどなんです。

最近ではボクシングの試合のゲスト解説を担当することも多く、豊富な知識でとても人気解説になっているんですよ!

ちなみにご自身はほとんどボクシングをすることはなく、ただただボクシング自体のファン、ということのようですね。

香川照之のプロフィール

では改めて香川照之さんのプロフィールを見てみましょう。

名前・香川 照之(かがわてるゆき)
生年月日・1965年12月7日(54歳)
出身地・東京都
血液型・AB型
身長・171cm

香川照之さんは、東京大学文学部社会心理学科を卒業するほどの秀才。
なんと予備校講師として有名な林修さんは、東大の同期なんです。

20代のころから俳優業を始めるのですが、実は最初はADのアルバイトをしていたんです。
しかし親が俳優であり他にやりたいこともなく、これを利用しない手はないということで俳優を志したんだとか。意外なきっかけですよね。

ですが当時は両親の名前と東大出身ということばかりがクローズアップされ、何となくな気持ちで俳優を続けていました。

そこで監督の鹿島勤さんから100回ものNGをくらったことで演技に真剣に取り組むようになったそうです。

そこから俳優、歌舞伎役者、昆虫番組、ボクシング・・・など芸能界ではもうなくてはならない存在になっていますよね。
もともと持っていらっしゃる才能と努力で、ここまで活躍されているのは本当にすごいことではないでしょうか。

まとめ

以上、香川照之さんについて詳しく調べてみました!

改めて、俳優として、歌舞伎役者としての香川照之さんが本当に素晴らしいんだなというのが伝わりますよね。

46歳で歌舞伎役者としてデビューされてから、かなりの困難があったことと思います。
それを力に、今は立派に市川中車として活躍されています。

これからも俳優としてだけでなく、歌舞伎、昆虫など多方面での活躍に期待したいですね。

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