女子バスケットボール日本代表チームのキャプテンとして、東京オリンピックではチームをバスケットボール界初の銀メダル獲得に導く大活躍を見せた髙田真希選手。
実は、会社を経営する現役アスリート社長であることをご存知でしょうか?
髙田真希選手はどんな理由で会社を設立されたのか、どんなことをしている会社なのか、気になりますよね。
また、バスケットボールを始める前には、空手をしており黒帯を所有するほどの実力だったんだとか!
そこで、髙田真希選手の会社のことや、空手での活躍ぶりなどについて調べてみました。
画像引用)https://www.instagram.com/p/CTikginl4vT/
もくじ
バスケ髙田真希は社長!
バスケットボール選手として活躍する一方で、実は、2020年4月6日に「株式会社TRUE HOPE(トゥルーホープ)」という会社を設立し、自ら社長を務めていることを公表している髙田真希選手。
芸能人がサイドビジネスとして飲食店を経営しているという話はよく聞かれますが、髙田真希選手が起業した理由はどのような思いからだったのでしょうか。
今まで培ってきた経験を次世代の子供達に伝えて行く機会をどんどん増やしていきたいと想い…
『株式会社TRUE HOPE』
を設立致しました。こちらのURLに詳しく書いています!
https://t.co/0puw1oqpWVこのご時世でも、今からできる事をどんどんやっていきます✨@TRUEHOPE0212 pic.twitter.com/lUNFLlSCt6
— Maki Takada (@Takada08) April 6, 2020
会社設立の5年ほど前から「女子バスケットボールを世の中に広めていくにはどうしたらいいのか。そのために何かできることはないのか」と模索していたという髙田真希選手。
そんな中思い浮かんだのが、「子供たちやファンと直接触れ合う機会を増やしたい」という考えでした。
「自分がバスケットボールを始めた時、特に中学生の頃にトップレベルの選手と触れ合える機会がもっとあって教えてもらえていたら、早い段階からうまくなっていただろうなと実業団に入ってから思ったんです。そういう機会が多くあれば、子どもたちの競技力の向上につながったり、バスケットボールの楽しさやスポーツの楽しさをもっと伝えられるのではと思いました。ファンの方々がいるからこそ、自分たちはプレーできている。もっともっと応援してもらうためにも、イベントの機会を増やすことが一番だと考えました」
引用)https://news.yahoo.co.jp/articles/86117f4567f012df307400aacfd80ef7aecdf39b?page=1
ご自身の経験をもとに、子供たちがトップレベルの選手達と触れ合うことによって生まれる競技力アップの可能性や、日頃応援してくれているファンに感謝の気持ちを伝え、より親しんでもらえる機会を作ることが、バスケットボールを世の中に広めることに繋がるのでは、という考えに行き着いた髙田真希選手。
実は所属チームの「デンソーアイリス」でもファンとの交流イベントは開催されているのですが、それは多くても一年に1回で、それ以上の開催は難しい現状なのだそう。
そこで、「それならば、やりたいこと、思いついたことをすぐに形にできるように自分が会社を作った方がいいのでは」と思ったのが起業に至った理由でした。
社名の「株式会社TRUE HOPE」は、直訳すると「真実の希望」という意味になりますが、これは髙田真希選手の名前が由来となっており、「真実の希望=夢」という考えのもと、「いろいろな人たちの夢や希望を応援していきたい」という熱い気持ちが込められているそうです。
起業に際しては、会社設立の方法や登記の方法、書類に並ぶ初めて見る用語や難しい単語に頭を抱えながらのスタートとなったようですが、「知らないことを知れる楽しさがあった」という髙田真希選手。
現在、社員は社長である髙田真希選手お一人なのだそうですが、最近では、社員募集に関する問い合わせもあるようで、「株式会社TRUE HOPE」に対して興味を持ち、心を動かされている人たちが増えてきている様子がうかがえます。
また、髙田真希選手が現役選手であるうちに会社を設立したことは、自らのセカンドキャリアへの道を切り拓いたとも言われています。
バスケットボール選手に限らずスポーツ選手のセカンドキャリアは難しいと言われており、プロ野球選手の例を見ても、監督やコーチ、解説者など、現役引退後に同じ競技に携わることができる選手はほんの一握りでしかありません。
そんな状況に対し、セカンドキャリアでも同じ競技に携わることができる環境を作りたいと考えた髙田真希選手は、現役を引退してから動くのでは遅いと考え、現役選手である今のうちに動き出すべきだと思ったのだそう。
バスケットボール選手だけではなく、セカンドキャリアでも同じ競技に携わっていきたいと思っている多くのスポーツ選手たちにとって、株式会社TRUE HOPEは道しるべの一つになっていきそうですね。
会社の事業内容は?
髙田真希選手のバスケットボール愛によって設立された株式会社TRUE HOPEは、スポーツ教室やファンミーティングなどのイベント業を中心に行っている会社です。
スポーツ教室では、会社設立のきっかけともなった子供たちの競技力向上と合わせて、スポーツを通して人としての成長に繋がる機会を提供していきたいという髙田真希選手。
しかも、それを一つの拠点で行うのではなく、全国各地で開催することを目指しているそう。
コロナ収束後には、多くの場所でバスケットボールを中心としたスポーツ教室を開催し、たくさんの人たちにバスケットボールという競技に親しんでもらいたいという思いがあります。
そして、そうしたイベントを開催することでスポーツの楽しさや魅力を伝え、さらにはスポーツ業界全体の活性化に繋げたいといいます。
さらに、子供たちだけではなく大人も楽しめるファンミーティングの開催も考えているとのこと。
実際に選手たちと触れ合うことで、より応援したいと思う気持ちが高まるでしょうし、ファンの人たちにとっても楽しい思い出になりそうですよね。
そんなファン想いの髙田真希選手、2020年4月8日には月額980円から利用できる会員制オンラインサロン「髙田真希女子アスリート社長室」をスタートさせており、会員からのバスケットボールに関する質問や日常生活の悩みなどに対してアドバイスしている他、会員限定イベントやお食事会に参加できるプランもあるようです。
また、「TRUE HOPE」のロゴ入りTシャツなど、グッズ販売もされています。
【新作グッズ】
TRUE HOPEオリジナルTシャツ完成👏👏👏
シンプルな仕上がりになりました✨
■販売開始
25日12時〜https://t.co/ckX9OePcKA
数に限りがあります🙇♀️
これからやってくる夏にピッタリですよ😎#TRUEHOPE初グッズ pic.twitter.com/Q1kmsvvvcO— 株式会社TRUE HOPE (@TRUEHOPE0212) May 24, 2020
現女子日本代表🏀のキャプテンの髙田真希選手という方がおりまして、社長さんでもありまして😳Tシャツを購入させて頂きました!
注文の際、先日の試合観戦の感想を書きましたら、本当にお読み頂けたようで更にお返事とサインまで頂いてしまいました🙏
ありがとうございます!#TRUEHOPE pic.twitter.com/yz8LYFSAez— あひる (@basket151017) June 20, 2021
サインまで頂いた方もいるようで、髙田真希選手がいかにファン想いなのかが伝わってきますね。
こうしたファンとの交流の他にも、競技生活を引退したアスリートのサポートも視野に入れているそうです。
現役選手と社長業の兼務は大変だと思いますが、これからもぜひ頑張ってほしいですね。
空手は黒帯!
幼い頃からバスケットボール一筋かと思いきや、実は小学4年生から中学3年生までの間は空手を習っていたという髙田真希選手。
ご両親が「自分の身は自分で守れるように」と、護身術の一環で何か格闘技を習わせたいと思っていたところ、ご自宅の斜め前に空手道場ができ、それがきっかけで空手を始めるようになりました。
髙田真希選手が通っていた空手道場「桜塾」は、防具を付けず突きや蹴りを相手の体に当てて戦うフルコンタクトスタイルの空手を行う流派だそうで、そのため顔への蹴りもあり出血することも日常茶飯事だったんだとか。
そんな中、圧倒的な強さを誇っていた髙田真希選手は、空手で試合に出るとほとんどの大会で優勝していたそうで、「オールジャパン」という全国大会においては小学5年生から中学2年生までの間に4連覇を達成し、中学生の時には女子としては数少ない黒帯を所有していました!
その一方で、バスケットボールを小学5年生から始め、中学生になるとバスケ部に入部した髙田真希選手ですが、バスケ部の練習が終わった後、週3回の空手の稽古も休むことなく続け、バスケと空手を両立していました。
バスケ部の練習の後で空手の稽古を続けていたなんて、すごい体力ですよね。
さらに、「空手でぶつかり合うことに慣れていたから、ゴール下での接触プレーも怖くなかった」という髙田真希選手。
一見共通点がないように思える空手とバスケットボールですが、その強い精神力と強靭な肉体は空手から培ったものであり、現在の髙田真希選手の基礎なっているようです。
髙田真希 プロフィール
名前:髙田真希(たかだ まき)
生年月日:1989年8月23日
身長:183cm
血液型:A型
出身地:愛知県豊橋市
出身校:桜花学園
所属チーム:デンソーアイリス
ポジション:センター
コートネーム:リツ
「単純に身長が高かったから」という理由で、小学5年生からバスケットボールを始めた髙田真希選手。
中学卒業後は、当時監督を務めていた井上眞一先生に声をかけてもらったことをきっかけに、バスケットボールの強豪校・桜花学園に進学しました。
1年生からスタメン入りを果たし、2年生の時にはインターハイ優勝、3年生の時にはインターハイとウインターカップ優勝に貢献した髙田真希選手。
高校卒業後は、現在の所属チームであるデンソーアイリス加入し、ルーキーイヤーの2008年に「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝くと、その後も活躍は続き、「得点ランキング1位」、「ベスト5」、「MVP」など数多くのタイトルを獲得しています。
ちなみに、そんな髙田真希選手の大好物が焼き肉。
インスタグラムには、美味しそうなお肉と共に幸せそうな表情で写る髙田真希選手の写真が投稿されています。
大好きな焼き肉でパワーチャージをしている髙田真希選手。
バスケットボールをしている時のカッコイイ表情とはまた違ったリラックスした表情をしていますね。
他にも、こんなお茶目でかわいい写真も。
赤ちゃんの頃の写真も投稿されていました。
まるで、シュートを決めているかのようなポーズで写っていますね。
もちろんバスケットボールに関する写真も満載なので、インスタグラムのほうでもカッコイイ髙田真希選手をたくさんチェックすることができますよ!
また、YouTubeチャンネル「髙田真希チャンネル」も開設されており、銀メダル獲得の報告などもされている他、トレーニングの様子も公開されています。
こちらも、ぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
選手として活躍するだけじゃなく、バスケットボール界の発展や、セカンドキャリアのことまで見据えて会社を設立した髙田真希選手。
理想を語るだけではなく、その理想を形にするために動き出したその行動力は多くの人たちのやる気を刺激し、勇気を与えているように感じました。
もしかしたら、それも空手で培った強い精神力がベースになっているのかもしれませんね。
2021年10月からは国内リーグも始まり、ますますの活躍が期待されています。
これからも髙田真希選手に注目していきたいと思います!
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